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カテゴリー "あおいヤモリ" の記事

第2陣登録完了

3月に登録申請した16匹は無事に受理され、登録票が届きました。
6月に種の保存法の法改正があり、担当機関が対応に追われていた為登録に少し時間がかかったようです。

第2回登録申請
うむ。オーケーだ。

ともあれこれで清廉潔白に飼育が続けられます。凪を享受しましょう。
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第2回登録申請

どうやらTSD温度管理での孵卵が奏功したようです。
直近の12匹の仔等は全て雌で間違いないでしょう。
雄だらけだった状況から一転し、10ペアを超えるという結果に。

というわけで、未だ未登録だった連中を登録申請する事にしました。
雄4匹、雌12匹の合計16匹…。一仕事ですねこりゃ。
最も難儀なのはやはり全頭集合の写真が必要である点。それぞれのケージで管理している16匹を全て捕獲して一同に集める…。それはつまり脱走や自切のリスク×16という事です…。とはいえやるかやらないかですからやりましたとも。

16頭集合
半日仕事でしたが無事完了。ぐったり×16。

そして必要になる膨大な提出書類。今回は実に37枚にのぼりました。
今回申請する仔等は親が登録済個体なので、「国内繁殖証明」という手続きになります。
前回は「規制適用前取得証明」ということで、輸入時の関税書類の調達やら獣医師による健康診断書やらそりゃもう難儀でした。今回はまぁそこまでではありませんが、飼育繁殖の詳細なレポートやら個体ごとの計測計量やら写真撮影やら…。もちろん難儀には難儀でしたよ。

申請書類
書類作成は実に2日掛かり。当然ぐったり×37という事になります。

あとは担当機関で審査に掛かり、不備がなければ登録票が発行される筈です。
専門家等によるかなり厳密な審査になる為、結果が出るのは1~2ヶ月後になるようです。さてどうなりますやら。
尚、最大の難関は@3,200円の登録手数料であるのは言うまでもありません。

いずれにせよ、これで当面の目標であった繁殖体制の確立は達成。念願の「凪」です。
度重なる累代繫殖の辿り着く先は依然不透明ではあるものの、今後もこの素晴らしく青いヤモリを飼育し続ける事ができそうです。
事がこうなりゃ10ペアで量産体制もとれますが、これ以上は個人のキャパを超えてきますので数的にはこの辺にしておくつもりです。

飼育部屋
青と緑が活発に動き回り、実に良い眺めです。これぞ「凪」

受け継がれるもの

今年度の産卵を終え、雄と隔離して間もない11.01、始祖の雌が死亡。自然死でした。WCで2013年に迎えたので寿命だと思いたい。結構なペースで産卵を続けていたので疲弊もあるのかもしれません。実に20匹以上の子を残した偉大な母でした。合掌。
しかし現在、雌である事が濃厚な個体はいるものの、雌確定の個体はいません。
繁殖継続の破綻もあるかとゲンナリしながら一日を過ごして帰宅すると…。

IMG_20171102_204312.jpg
何という事でしょう。F1・12番目の子が産卵しているではありませんか。
こんな事もあるんですね。これでなんとか繋がりました。まぁ初産ですし無精卵かもしれませんが、初の雌確なのであせらずじっくりと仕上げていきましょうね。

【2017.11月現在】
雄×11・雌×1・雌雄不明ベビー×5・卵×8となります。
健康状態は皆至って良好。ベビーは雌濃厚。もう少しで待ち望んだ「凪」です。


IMG_1447.jpg
そして亡き母の子等はまだ産まれ来る。

2017年9月時点の繁殖状況【アオマルメヤモリ】

繁殖管理の記録という主題に入ります。
2017年9月現在アダルトが♂×7・♀×1(いずれも登録済)
雌雄未判別のベビー及びヤング個体が7匹(いずれも未登録)
孵化待ちの卵が9個となっています。
偉そうに繁殖管理とか言っていますが、以前として一匹しかいない雌のみに頼っており、風前の灯とも言えます。
しかしながら吉兆として、雌雄未判別のヤングアダルト4匹の中に、雄の特徴であるとされる前肛孔の確認できない個体が2匹います。素人の所見なので甚だ不確かではありますが、これが本当にメスであれば、繁殖を継続できるやもしれません(ヤモリだけに)

そして2017年9月1日。採卵し温度管理をしている卵の中から、初のベビーが誕生しました。
こちらは大いに期待したいところ。孵卵中の卵も全て雌狙いの管理下にあるのでまぁ…なんとか…ほら…ねぇ。
ちなみに下記が現在孵卵中の一覧となります。

産卵日    産卵数   雌雄管理  孵化日
2017.05.23    1      F   2017.09.01
2017.06.10    2      F
2017.06.27    2      F
2017.07.30    1      F
2017.08.14    2      F
2017.09.02    2      F

全てが順調に行けばそのうち広いレイアウトケージで、雄1雌5のハーレム飼育とかやってみたいものです。

お食い初め
F1-015 お食い初め 2017.09.02撮影
餌はキイロショウジョウバエ

メス待ちの夏

唯一のメスは現在も産卵を続けているものの、4年前に迎えたWCなので、そろそろ隠居させてあげたいと思っています。
小型だし代謝も高そうだし、寿命は5年程度と思っていますがどうなんでしょうかね。なんにせよメスの誕生が待たれます。

4尾同時
現在性別不明のベビーは6匹。この子等はまだTSDに依る温度管理をしていない時の子等なのでどうなんでしょうか。
オスを量産した環境で孵化しているので、全オスの可能性有り有りですが、冬を卵で過ごしているので少し期待しています。

IMG_20170818_105724 (2)
そしてこちらが本命。すべて採卵し、TSDメス管理中の御卵様たち。
ウチの孵化率は悪くないのでこんだけありゃ流石に…ねぇ。